2017年01月17日

思考・判断・表現

振り返ると、同じタイトルで
2012年にも記事を書いてるんですよね。
やっぱり重要です「思考・判断・表現」!!

先月の販売実習の後
何人かの生徒が自分たちの取り組みの成果と
販売結果の分析を発表してくれました。
結果は最高賞。よかったね〜!!

今回の取り組みは
イベントの敢行が目的となることなく
得た知識を検証するためにイベントを利用する
商業の学習を目指そうと考えていました。

単純にイベントを行って、
よく売れた!
お客さんとの接し方が分かった!

とか、確かにいいんですが
それだけで終わっていいのか?と
いつも感じていました。

そこで今年は少し手間をかけて
例えば…

昨年の時間帯別売上データをもとに、
本年度の販売実習の需要予測を行い
実施後さらにそれを検証する。

顧客満足度を
どうしたら定量的に分析できるか

広告を配布しその効果を
金額で示すにはどうすればよいか

など
アイディアを出してもらって実行しました。 

授業の学びと実習での経験が有機的に結びつくには
感覚や経験だけで販売するのではなく
商業教育を受けてきた生徒だからこそできる
思考や判断、表現力を身に着けさせる
そういう機会を作ることが大切だと思っています。
posted by mittake.com at 20:47| Comment(0) | 日記

2016年12月16日

失敗できる環境

振り返れば今年の夏のことです。
東京で1週間ほど研修を受ける機会があり
そこで受けた講演のなかで
「日本には失敗できるフィールドが少ない」
という言葉が妙に心に残りました。

そうなんですよね
私たちがするプロジェクトも
答えや成果が初めから決まっている。
成功しそうな可能性があるものが採択される。
だから面白くないんだと思います。

そこで…
思い切ったアイディアでも失敗を恐れさせず
少し背伸びをしよう!と
販売実習に合わせて学級で
「子供向けサービスの開発」
を企画することにしました。

先月末から準備で大忙し
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地元企業と連携し
地元のお菓子屋さんに見学にも出向きました!

そして先週末がその販売実習でした。
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結果損失を出してしまいましたが、
地域企業と協力しながら
ビジネスプランを実現させ
新しい切り口で販売実習に
挑戦できていました。
そしてなにより生徒の表情の良いこと!
最後には、ビジネスとしての失敗を分析し、
来年の取り組みに向けて前向きな意見がでました。

「失敗が許されるフィールドを作る」
大人には子供の挑戦を応援することができる
心のゆとりが必要だと感じました。
posted by mittake.com at 20:16| Comment(0) | 商業

2016年11月14日

チャンスが平等であること

2週間のオーストラリア訪問が終わりました。

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オーストラリア国内移動

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ブリスベン市街地

撮影許諾の関係から
ご紹介できないのは残念ですが
STEM「Science, Technology, Engineering and Mathematics」
科学・技術・工学・数学を重点とした教育も盛んで
小学生や中学生がプログラミングの授業を
受けている様子も刺激になりました。
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STEMの教材(電子部品)

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日本語クラスの教室出入り口

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休日はのんびりと

広大な国土に点在する
すべての子供たちに教育を保証するという
遠隔授業の仕組みも見聞することができ
将来的には県内すべての商業を学ぶ生徒に
均等な商業教育を提供できる仕組みを考えたいなど
さまざまな刺激とヒントをもらった研修となりました。

これまで、教科や部活の指導などで
「最新のITに触れる機会が与えられている子供たちと
機材不足に悩みながら作品を作っている子供」
「地方と都市部の生徒の機会の差」
を私も身をもって感じていました。

今年の訪問で
教育機会の均等という
新たな視点をいただきました。
まずは、宿題の山を片付けないと(トホホ…)
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2016年11月08日

日本を見つける

遠い異国の地で
日本を見つけるとなんだかうれしくなります。
オーストラリアでは
走っている車の半分が日本車です。

その他この国には様々な日本を見つけることができます。
まず視察先の学校ではほとんどが
日本語を外国語として教えていました。
驚くことに日本人の先生にも数多くお会いしました。
予想をはるかに上回る確率です。

さて、ここオーストラリアでは
労働者の最低賃金がかなり上がり
物価も非常に高くなっています。
少し前のオーストラリアを知っている日本人は
その物価の高さによく驚かれるそうです。

まず、シドニー中央駅の自販機を調査!
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コーラ500mlペットボトルがA$3.80、約350円。これは高い!!
このほか様々なものが割高です。
また連邦政府の政策で最低賃金を高く
設定したことから物価が上昇しています。

街を歩くと寿司やラーメン・カレーといったおなじみの
日本食のレストランも数多く点在しています。
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ちなみにお寿司屋さんです。
珍しいお寿司がいっぱい!
中でもサーモンが人気のようで
いろんな種類がありました。

本格的なラーメン屋さんもあります。
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普通のとんこつラーメンが約800円強。
都市部のフードコートで頂きましたが
本場日本に負けないおいしさです。
でも高い…。
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日本でもおなじみのお茶
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210円ほど

その他にも日本のお菓子が山のように
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どれも高い!

その他シドニーにもブリスベンにも
100円ショップDAISOが進出しています。
日本でも売られているものが多いのですが
100円ではありません。軽く250円は超えています。

高いばかりではなく
日本では考えられないほど安いものも
たくさんありました。
例えばこのスイカ。1/4カットですが
200円弱。
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posted by mittake.com at 22:22| Comment(0) | 日記

2016年11月05日

NSWにて

オーストラリア
ニュー・サウス・ウエールズ州に来ています。
オーストラリアは州によって教育の制度も変わります。

それではほんの少しその様子をおすそ分け。
まずシドニー近郊の落ち着いた高校を見学しました。
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家庭科や芸術を学ぶコースもあり、
学びたいことを学ぶといった気風でした。
オーストラリアの学校視察では
プレゼンテーションの初めに
その地域に住む先住民部族に対して
敬意を表して始まります。
はじめはびっくりしました。

さてこちらは小学校。
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日本語で歌まで披露してくれました。

責任、敬意、自己ベストを目指す…
なんてことが書いてあります。
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校訓・目標といったところでしょうか。
デザインもおしゃれですよね。

そして都市部から車で2時間ほどの高校です。
建物の周囲に規制線のようなテープが張られていたので
校舎の解体か何か始まるのかなぁと思っていましたら
高校卒業認定の試験中で
中に入るなという印だったようです。
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すごい高い位置に張られていたので
さすがオーストラリア人は背が高いからなぁ
と勝手に思ってしまっていました。(笑)

校内の様子は極めて自由
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休み時間はグランドに出て
スポーツ(バスケットボール)を楽しんでいたり
小学校みたいな休み時間でした。
この学校は先住民アボリジニとの交流も盛んで
校長先生のリーダシップが
際立っていました。

その他、いろいろな学校と機関にお邪魔して
貴重なお話を聞かせていただきました。

びっくりしたのは、
全ての学校(校種も含めて)で
日本語の授業があることです。
中には日本人の先生がいました。
語学教育にはどの学校も力を入れているようでした。

明日は北に移動します。
それでは。
posted by mittake.com at 21:19| Comment(0) | 日記