今年も残すところあと少し。
仕事もようやくひと段落し
ようやく年を越せそうです。
今年も様々な方にお世話になり
ありがとうございました。
さて、今年は職場で特別な行事があり
私の周りでは例年に増して
忙しく活動されていた方も多く
肉体的にも精神的にも
疲労困憊の方が多かったように感じています。
とくに、年末は職員の中で
インフルエンザが蔓延するという事態にもなりまして
あらためて、仕事には余裕が必要だと感じました。
年末、職場では毎年恒例の販売実習がありました。
現在のスタイルになって6年になるのですが
注目が高い一方、マンネリ化で
改善に向けての議論もよく出てきています。
なかでも子どもたちが仕入→販売→会計報告と
商業活動の一連を経験することはいいのですが
経験だけで終わっているという指摘です。
情報の試験にもよく出てくるのですが
プロジェクトは
「計画→実行→評価→改善」の繰り返しです。
これをPDCAサイクルと言います。
ここのPとAがどうしても薄くなっているのが
現在の問題点かと考えています。
特にPのPlan(計画 〜準備〜)。
ここには専門科目の教師が積極的に
係わっていかなければならないと考えます。
店舗設計やビジネスマナーなど
学ぶことは多岐にわたり
それを授業の中だけでとなると
現実厳しいのですが
私の理想としては
そもそもその中で採算が取れるのか
という問題まで議論してほしいのです。
販売実習ですから当然人件費はゼロです。
しかし、経験をビジネスの学習に生かすためには
人件費を無視するわけにはいきません。
何人ひとを雇えるのかを試算した
事業計画にも挑戦させることで
リアルな商売を体験させることができるのです。
その中でも面白い話を聞きました、
地方の「ゆるキャラ」を呼び寄せた学級。
ゆるキャラは地域活性を目的とする団体が多く
ボランティア的要素もあることから
学校祭であれば経費は交通費だけなんて
ところもあるのですが。
ある団体から「ギャラの逆提示」がありました。
高速は○○・○○間を使って
自動車は○○を使って
スタッフは○○で(1日の拘束で)
県の最低賃金は○○で
という細かいデータまでいただき
ギャラを考えてくれ!という宿題です。
安すぎても来てくれませんし
お人よし過ぎても商売になりません。
さあ、子どもたちはどんな答えを出したんでしょうね。
以前、このブログでもご紹介した
新規開業された美容師さん。
彼との話の中にも開業に向けての
苦労を窺い知ることができます。
自分の事業を維持していくためには
「美容師ではなく経営者の一面を持たなければならない」
ということです。
今の設備では
1日何人に、どれだけの原価で、いくらで、サービスを提供すべきなのか。
そもそも、原価には何が含まれるのかなども考え
国金に新規事業の融資を受けるには
事業計画書も立てなければなりません。
その事業が果たして
投資に見合ったお金を回収できるのか。
そこには資金的な話だけではなく
設立趣意書なども必要です。
さあ、来年こんな指導ができるか
とりあえず頑張ってみようと思います。
そのためにはまず自分が勉強です。
それではみなさんよいお年を!
2014年12月27日
事業計画
posted by mittake.com at 15:19| Comment(0)
| 日記
この記事へのコメント
コメントを書く