2013年02月06日

不易

私の勤務校。
後少しで創立100年になります。
そろそろ記念行事などで職員も忙しくなってきます。
100年ともなると、いろんな部屋に昔の資料が眠っていまして
それを探し出すのも担当の先生を決めての仕事になります。

その担当の先生に席が近いので
時々戦利品を目にするのですが
今日は、いろんなものが出てきたようで興奮気味でした。
私も興奮してみてましたけど・・・(笑)
大きな箱には、有名な卒業生の色紙や当時の教科書、
創立まもないころの野球大会の写真乾板まで入ってました。

写真.JPG

最初は、何だこの重たい紙箱は・・・??
と思って中をのぞくと
無色透明のガラス板の上に創立当初の校舎の様子が
ネガとして写っているではありませんか。
そう、写真乾板とはガラスの上に銀塩の乳剤を塗り
そこに、像を結ぶ当時の写真です。
初めて写真乾板を手に取って見ました。

この写真乾板の後、
我々も目にしたことがあるロールフィルムができ
一般にも爆発的に普及したのですが
当時は、写真といえば専門職。
一部の人の特別な技術ですから
当時は写真家の事を写真師とも言っていたようです。

さて、当時の商業の教科書。
写真.JPG
貸借対照表も損益計算書も載ってましたよ。
年号が大正だったのと、
勘定科目が若干聞き慣れないものもいくつか見られました。


そしてこんな記述もありました。

「有形資産に係る勘定は、
 受入れたる時借方となり、
 渡したる時貸方となる。」

複式簿記の解説の一節、


簿記は今も昔も変わらない普遍の原理です。
posted by mittake.com at 21:52| Comment(0) | 日記
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