2014年03月28日

アナログは死なない

部屋を整理していたら久しぶりに
まだ駆け出しのころの授業で作った
流れ図とCOBOLの
コーディングシートが出てきました。

なつい!!

今から10年ほども前になります。
大学を卒業したばかりの私は商業科目など全く分からなく
社会人になって初めてプログラミングを体験しました。
(簿記は、大学のころ少し勉強してましたけど)
情報処理だけでなく様々な授業を見学させてもらいながら
自分の授業の教材研究に必死だったことを覚えています。
その頃、睡眠時間は4・5時間だったような…。
今思うと当時は若かったです(笑)

生徒と一緒にというより生徒に教わりながら
まずは、お題を解決するための流れずを書き書き。
写真.JPG

そして、コーディングシートに
ひたすらプログラムを書いていきます。
写真.JPG
ひと通り終わると、入力して試してみるのですが
一発で解決することはありません。
文法やスペルを間違っていたり、
時には、アルゴリズム自身を間違っていて
流れ図から書き直しなんてこともざらでした。

すでに汎用機ではなくパソコンで実行できる
COBOLの実習環境だったので
いちいちコーディングシートに書く必要もなかったのですが
当時は、テンプレートなどを使って丁寧に記入していました。
大げさに言うとコンピュータに
魂打ち込んでるって感じがしてました。

最近では言語もCOBOLから
VBAやJavaに変わり、
実習環境や言語の特徴も変わっていますから
アルゴリズムや文法の学習もそこそこに
すぐに実習に移ってしまっています。
とりあえずコンピュータで実行してみる
というスタイルを取ると、
授業も手っ取り早く済み、
いろんな問題に取り組ませられますので、
飽きっぽい最近の生徒には
このスタイルがマッチしています。

しかし、当時の資料を見ていて

なんでもチャッチャと終わらすのではなく
プログラムコードを手書きするといった
アナログ的な作業をすることも重要なんじゃないか。
プログラム言語や技術の習得より
むしろじっくりと考える時間を
与えることこそが大切なんじゃないか。

と小難しいことを考えてしまいました。(笑)

情報の実習といえばデジタル要素満載ですが
新年度の授業ではアナログ的要素も
復活させていこうかと思っています。
posted by mittake.com at 22:09| Comment(3) | 情報
この記事へのコメント
記事を拝見しました。本内容に同感する部分が多々あります。つきましては、本記事に記載のコーディングシートの写真を、当社公式ブログの記事に掲載させていただきたく思います。コーディングシートの写真を当社公式ブログにて公開させていただいてよろしいでしょうか?その際は、貴サイトより許可を得たことも記載公開させていただく所存です。
Posted by sanobo at 2015年11月18日 13:05
sanobo様
記事に関心を持っていただきありがとうございます。
公序良俗に反しない限り転載されても構いません。
転載されたWebページもお知らせいただくと、私も励みになります!よろしくお願いします。
Posted by 管理者 at 2015年11月23日 06:50
ありがとうございます。

以下が記事になります。

現時点では、貴方様の写真は未掲載ですが、本日(11/24)午後にでも写真を借用掲載させていただきたいと思います。

http://www.transsoft.co.jp/blog/?p=1227

是非、若手プログラマの教育材料として活用させていただきます。
Posted by sanobo at 2015年11月24日 11:07
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