う〜ん。あっちゅうまだった!
我々の仕事、節目節目の年に研修があります。
先日も現場を離れて研修を受けてきました。
しっかり宿題も出ます。
準備物もたっぷりと!
生徒だけじゃないんですよ。
先生もいっぱい宿題出されるんですよ。
持って行くだけで重い…。筋トレや…。
さて、節目ということで
「初心忘るべからず」
という言葉を胸に…と思っていましたら
やっぱり、さっそく今日の講習でもこの話。
でも目からウロコで、深く学ばせていただきました。
この言葉、室町時代に「能」を大成した
世阿弥の有名な言葉です。
「花鏡」の中で
「しかれば当流に万能一徳の一句あり。
初心忘るべからず。
この句、三ヶ条の口伝あり。
是非とも初心忘るべからず。
時々の初心忘るべからず。
老後の初心忘るべからず。
この三、よくよく口伝すべし」
とあります。
世阿弥のいう初心はよく読むと
仕事始めた時の謙虚で緊張した気持ちを失うな!
じゃないんですね。
仕事始めた時の未熟さを
折にふれて思い出しなさい
あんなみじめな状態には戻りたくないでしょ
だから益々精進するんですよ
って彼は言ってるんですね。
うむうむ。
そしてさらに歳をとっていく各段階で
歳相応の初めての仕事があり
その時の未熟さも忘れなさんなよ
それは老後になってもあるんですよ。
って言っています。
さあ、10年たって11年目の初心も忘れず
進化を求めて今年も頑張らんと!